韓国の古代先史時代から三国時代、朝鮮時代にあった文化、文明が、テーマ別に細かく復元してある中には、三国の王室衣装や、世界最古の木管印刷の道具が展示されていたり、細かい部分まで手が込んだ人形や模型で復元された生活風景や都の風景が、当時の生活を活き活きと表現していたりと見所満載になっていて思わず時間が経つのを忘れる程です。

特にキムチを付ける人形の風景は世界のキムチとなった今、その昔ながらの製造過程に高い興味が寄せられ、いつまでも観覧客の足を引き止めて来ました。
充実した展示物が観光客の目を引き付けている場面が多々ある中、先史時代の農耕技術に見る人類の知恵や、ドラマ「チャングム」で見るような王の食べた食卓が再現されている食文化の展示物にはその食の豊かさと、美しさに圧倒され見ているだけで喉がうなるような光景です。

又、三国時代の織物、金細工などの装飾品、焼き物の工房等、非常に高度に発達している生活技術に驚くと同時に、どれも社会の教科書に載っていた様な服装や風景で、親近感を感じざるおえない展示物の数々に、日本の文明のルートは間違いなくここにあると改めて確信する時間となるのではないかと思います。


展示物の古さが強調される日本の博物館に比べ、復元物を通して古くから発達していた技術を展示すると言った印象のあるこの国立民俗博物館は民族の優秀性を誇り、その子孫であることを誇る韓国国民の強い民族性とともに、日本との深い関係は1世紀2世紀の間だけのことではないと感じることのできる所なので、一度訪れてみる価値はあるのではないでしょうか。